現在、数多くある心理療法のルーツは、メスメルに始まる催眠療法 (18世紀後半)と言われています。
そして、催眠療法によるヒステリーの治療からフロイトが構築した精神分析学が心理療法の近代的理論の始まりと言われています。

フロイトは催眠療法を学ぶ中で、
その当時まだ身体病と考えられていたヒステリーが心理的影響によって生み出されること、しかも本人の意識しない心の奥底に意識とは無関係に症状を作り出す領域があることに気づきました。そして、催眠療法によるヒステリーの治療を通して、ヒステリーなど神経症の原因は無意識の心理的葛藤であるとして精神分析学の理論を構築していきました。

この精神分析学(深層心理学)が心理学の「第1の勢力」 と言われています。



これに対し、意識や無意識といった、目に見えず主観的な方法でしか観察できないものを扱うことは科学的でないとして、心理学を純粋な自然科学とするために、
誰でもが観察できる行動のみを心理学の研究対象とするべきであるとする「行動主義心理学」の立場が1910年代に生まれてきます。行動主義心理学では、人間の行動(反応)を報酬と罰などの刺激との関連においてとらえ、その人間の行動がどのように獲得されるかという学習に関する理論を発展させます。

この行動主義心理学の流れが「第2の勢力」と言われています。この行動主義心理学· 学習理論に基づく行動療法は1960年代から広まり、そして認知行動療法へと発展してきます。

無意識、あるいは環境からの刺激といったものによって人間の行動が左右されるとする精神分析学や行動主義心理学の決定論的な考え方に対する批判として、ロジャースなどを中心 として1950 年代から発展してきたのが「第3の勢力」と言われるヒューマニスティック心理学(人間性心理学)です。
ヒューマニスティック心理学は、人間に主体性・自由性・自己選択性があることを積極的に認めていく立場にあり、人間の苦悩はこの人間が本来兼ね備えている自己実現の傾向が否定されることによって生じると考えます。
この立場にある心理療法には、カウンセリング(来談者中心療法)や交流分析(TA)などがあります。



これらの流れの中で、上記以外にも家族療法・ゲシュタルト療法・フォーカシング・NLP·POP·ブリーフセラピー・ナラティヴセラピーなど、数多くの心理療法が発展してきています。

ゼロ心理ではすぐに使える心理療法として現場で用いられる療法をピックアップして提供しています。

 

<精神分析療法>



19世紀末にジグムント・フロイトによ り創始 された、精神分析学の理論に基づく心理療法。
その特徴としては、以下の三点が挙げられる。

1.精神現象や行動は、本人の意識しない心の内部(無意識)のいろいろな願望や動機や意図の力学的な相互関係によって決定される。

2.精神障害の原因や、クライエントの基本的な性格形成に関与するものとし、幼児期の体験や対人関係を重視する。

3.症状の背後にある、無意識に抑圧された、受けいれがたい心的葛藤を意識化してい<ことにより間題の解決をはかる。

この3の抑圧されたものを意識化するためにカウンセラーはクライエントに生じる抵抗・防衛・転移を分析し、明確化・直面化・解釈等の介入を行う。



 

<交流分析>



1950年代中頃、アメリカの精神科医エリック バーンにより創始された、人の心の構造や交流に関する1つの理論体系であり、それに基づいて行われる心理療法。
交流分析では、「人は誰もがかけがえの無い存在である」 「人は誰でも考える能力があり、自分のことを自分で決める能力がある」ことを基本前提とし、だからこそ自分の生き方や他者との関わり方は、その本人の責任において変えることが可能であると考える。
その方法として、

①構造分析

②交流パターン分析

③ ゲーム分析

④脚本分析

上記4つを基本的な理論とする。

すぐに使える交流分析はこちら↓

交流分析 (Transactional Analysis)とは

 

<カウンセリング(来談者中心療法)>



1940年代に、アメリかの心理学者カール・ ロジャースにより創始 された心理療法。人間は自分の問題を解決していく潜在的な力を持っているとし、クライエントの成長への力、自己実現に向かう傾向を全面的に信頼することを基本とする。
クライエントが自身の成長への力により間題を解決していくために、カウンセラーは非指示的な態度でクライエン トの主体性を尊重し、無条件の肯定的関心、共感的理解をもって接することを提唱している。

すぐに使える来談者中心療法はこちら↓

来談者中心療法

 

<催眠療法>



一定の誘導操作によって引き起こされる、意識水準の低下と被暗示性の充進した特殊な意識状態(催眠状態・トランス状態)を利用した心理療法。

催眠状態での直接暗示やイメージ、あるいは催眠状態自体の心身のリラクセーションにより症状の除去をはかる。心の間題は太古からあり、宗教的儀式や呪術などによる治療はこのトランス様状態を利用したもので、最も古い心理療法と言える。
また現代の数多くある心理療法の土台としても重要な位置を占めている。すぐに使える催眠療法はこちら↓

催眠療法とは

 

<自律訓練法>



ドイツの精神科医シュルツによって創始された
セルフコントロールによる心身調整法。

「気持ちが落ち着いている」
「両腕 ・両脚が重たい」
「両腕 ・両脚が温かい」

などの一定の言語公式を自己暗示的に繰り返し、その内容に注意を向けることにより心身の弛緩をはかり、感情の鎮静化や自律神経系の安定を得ていく。

この訓練法は、不安や緊張に伴う症状の改善はもとより、ストレスの緩和や健康増進、教育効果の促進、
創造性の開発など広く用いられている。

すぐに使える自律訓練法はこちら↓

自律訓練法 (Autogenic Training)

 

<行動療法>



問題や症状を、 「この人の間題は、意志の弱さだ」 というように精神的な概念でとらえるかわりに、「意志が弱いとは、どのような時に、どのような行為をすることか」というように目に見える行動として認識し、その具体的な行動の変容を目指す。

不適切な行動や症状は、過去の学習により身についたものと考え、行動の変容にあたっては、条件付け理論などの科学的実験を経て構築された学習理論に基づく様々な技法が用いられる。

すぐに使える行動療法はこちら↓

行動療法とは

<認知行動療法>



人間の悩みや症状は、出来事そのものによって引き起こされるのではなく、その出来事をどのように受け止めるかによるとし、その悩みや症状の原因となる受け止め方(非理性的な思い込み)を、理性的なものに変えることで感情や行動を変化させ、悩みや症状を軽減していく。

すぐに使える認知行動療法はこちら↓

認知行動療法とは

 その他の心理療法

上記のほかにも日本古来の心理療法というのもあります。もっとくわしくはこちら↓

その他の療法

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